今日は幸運な天体ショーが、青森県弘前市でありました!
5/7(月)の弘前上空に現れたハロと環水平アーク
両方同時に見れるのは珍しいと思いますが、そこに鉄分を補給してくれたのは弘南大鰐線でしたっ pic.twitter.com/g38p8fcWb3— Ryuuichi Yoneyama (@S23FS) 2018年5月7日
環水平アーク(かんすいへいアーク)とハロ現象のコラボです🌈
いいなぁ~一度見て見たい!雨上がりの虹でも結構感動する私です。
見れる季節と特徴をチェックして、次発生するときに備えましょう!
そして北極の寒いところや、日本の季節でも見れるのか気になったので調べて見ました\\٩( ‘ω’ )و //!
[ad1]もくじ
環水平アークってなに?
環水平アークとは、水平線上の薄雲に帯状の虹が見える大気現象です。大気中の氷晶に太陽光が屈折して起こります。
太陽高度が58°以上の時にしか出現しないため、夏に発生しやすいです。
つまりこれからが環水平アークの季節ですね!
彩雲とは似ているけど違う
彩雲は、太陽の近くを通りかかった雲が緑や赤に彩られる現象です。
彩雲は雲全体が彩られていますが、環水平アークは帯状になっています。雲も決まった形なんてないから、形状によっては環水平アークのそっくりになります。
まっこれはしょーがないです🙌
丸いやつはハロ現象ね
環水平アークの上にある丸いヤツは、ハロ現象こと「暈(かさ)」で、太陽や月に薄い雲がかかった際に光の輪が現れる現象です。
お天気が良かったので、きっと太陽の周りの雲に光が集まったんですね。
環水平アークとハロ現象という奇跡のダブルコラボでした!
[ad1]環水平アークの見れる季節と特徴は?
薄い雲に着物の帯のような虹がかかっていたら、それが環水平アーク!
夏に発生しやすいなら、冬は見れなくなるのか気になりませんか?
しかも、もっともっと寒い北極になると発生しないのでしょうか?
キーワードは「58°以上の高い太陽高度」です✨
北極で環水平アークは発生しない
58°以上という高い太陽高度、つまり夏となります。
太陽高度が一番高いのが夏至、低いのが冬至です。
そして太陽高度58°は北緯・南緯55度より極側の高緯度地域ではよっぽど高い山じゃないとありえないので、見ることができないのです。
北極、南極が地球上で最も高緯度なので、環水平アークは発生しません…。
残念ですが、どちらかというと北極と南極はオーロラが本場ですね!そちらを楽しみましょう😄
同じ理由で日本の真冬では見れない
日本は地球上、中緯度に位置するため、夏至の前後に環水平アークが発生しやすくなります。
しかし冬に近ずくにつれ太陽高度が下がり、冬至では札幌で約24度となるため、日本の真冬では見れなくなります。
まとめ
- 環水平アークは、水平線上の薄雲に帯状の虹が見えるのが特徴。
- 太陽高度が58°以上の時にしか出現しないため、夏に発生しやすい。
- 彩雲とはそっくりだけど違う。
- 太陽高度が58°以上が条件なので、高緯度の北極では発生しない。
- 同じ理由で、日本の真冬も発生しない。