2022年8月29日~9月11日までの日程で開催された今シーズン最後のグランドスラムである全米オープンテニス2022。2014年大会では錦織圭選手が、当時世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手を破り決勝進出を果たしました。また、大坂なおみ選手は2018年と2020年大会で2度の優勝を収めていて、日本のテニスファンにとって全米オープンは思い出深い大会の一つとなります。
そこで、今回は注目の大坂なおみ選手や西岡良仁選手、ダニエル太郎選手の最終結果の他、今大会の優勝者、現在の世界ランキング、また来月日本で開催となるATPツアー500 ・楽天オープン2022についてまとめてみました。
もくじ
全米オープンテニス2022の優勝者・優勝ペア
男子シングルスでは、第3シードのカルロス・アルカラス選手が4回戦、準々決勝、準決勝、3試合連続でフルセットの死闘をものにし、決勝も3時間20分の熱戦の末にグランドスラム初タイトルを掴み取りました。10代での全米オープン優勝は、1990年大会のピート・サンプラス選手に次いで2人目となります。
女子シングルスは、第1シードのイガ・シフィオンテク選手が全米オープン初優勝を飾りました。
※下記【】内はシード順位です。
男子シングルス
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | |||
キャスパー・ルード[5] | ノルウェー | 6 | 2 | 7 | 6 |
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カルロス・アルカラス[3] | スペイン | 4 | 6 | 6 | 3 | 〇 |
女子シングルス
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
イガ・シフィオンテク[1] | ポーランド | 6 | 7 |
| 〇 |
オンス・ジャバー[5] | チュニジア | 2 | 6 |
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男子ダブルス
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
ジョー・ソールズベリー ラジーブ・ラム[1] | イギリス アメリカ | 7 | 7 |
| 〇 |
ニール・スクプスキー ヴェスレイ・クールホフ[2] | イギリス オランダ | 6 | 5 |
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女子ダブルス
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
カテリーナ・シニアコバ バーボラ・クレイチコバ[3] | チェコ | 3 | 7 | 6 | 〇 |
キャサリン・マクナリー テイラー・タウンゼント[-] | アメリカ | 6 | 5 | 1 |
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混合ダブルス
選手名 | 国籍 | スコア | 勝 | ||
ストーム・サンダース ジョン・ピアース[4] | オーストラリア | 4 | 6 | 10 | 〇 |
キルステン・フリプケンス エドゥアール・ロジェバセラン[-] | ベルギー フランス | 6 | 4 | 7 |
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車いす部門優勝者一覧
選手名 | 国籍 | 種目 |
アルフィー・ヒュウェット | イギリス | 男子シングルス |
ディーダ・デ グロート | オランダ | 女子シングルス |
マルティン・デ ラ プエンテ ニコラ・パイファー | スペイン フランス | 男子ダブルス |
ディーダ・デ グロート アニーク・ファンクォト | オランダ | 女子ダブルス |
日本人出場選手の試合結果
今年1月に左股関節の手術を受け、今夏のツアー参戦復帰を目指していた錦織圭選手が欠場し、復帰を待ちわびていたファンにとっては少し残念なニュースとなりました。今大会出場の日本人選手の中で一番成績が良かったのは、西岡良仁選手の男子ダブルス2回戦進出です。過去には2018年と2020年大会で2度の優勝経験がある大坂なおみ選手も、今大会では1回戦敗退となりました。
男子
選手名 | 所属 | シングルス | ダブルス |
西岡良仁 | ミキハウス | 1回戦敗退 | 2回戦敗退 |
ダニエル太郎 | エイブル | 1回戦敗退 | - |
錦織圭 | ユニクロ | 欠場 | - |
内田海智 | 富士薬品 | 予選敗退 | - |
女子
選手名 | 所属 | シングルス | ダブルス |
大坂なおみ | フリー | 1回戦敗退 | - |
土居美咲 | ミキハウス | 予選敗退 | - |
内島萌夏 | フリー | 予選敗退 | - |
本玉真唯 | 島津製作所 | 予選敗退 | - |
内藤祐希 | 亀田製菓 | 予選敗退 | - |
現在のテニス世界ランキング
下記テニス ランキングは2022年9月16日時点のものです。全米オープンでグランドスラム初優勝を果たした19歳のカルロス・アルカラス選手は、史上最年少で世界ランキング1位となりました。女子も全米オープン覇者のイガ・シフィオンテク選手が女王の座を守りました。
男子シングルス
順位 | 前回より | 選手名 | 国籍 |
1 | +3 | カルロス・アルカラス | スペイン |
2 | +5 | キャスパー・ルード | ノルウェー |
3 | - | ラファエル・ナダル | スペイン |
4 | -3 | ダニール・メドベージェフ | ロシア |
5 | -3 | アレクサンダー・ズベレフ | ドイツ |
6 | -1 | ステファノス・チチパス | ギリシャ |
7 | -1 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア |
8 | +1 | キャメロン・ノリー | イギリス |
9 | +2 | アンドレイ・ルブレフ | ロシア |
10 | - | ホベルト・ホルカシュ | ポーランド |
女子シングルス
順位 | 前回より | 選手名 | 国籍 |
1 | - | イガ・シフィオンテク | ポーランド |
2 | +3 | オンス・ジャバー | チュニジア |
3 | -1 | アネット・コンタベイト | エストニア |
4 | - | ポーラ・バドサ | スペイン |
5 | +3 | ジェシカ・ペグラ | アメリカ |
6 | -3 | マリア・サカーリ | ギリシャ |
7 | -1 | アリナ・サバレンカ | ベラルーシ |
8 | +4 | コリ・ガウフ | アメリカ |
9 | -2 | シモナ・ハレプ | ルーマニア |
10 | +7 | キャロリン・ガルシア | フランス |
2022年10月1日より開催!ATPツアー500 ・楽天オープン2022
楽天オープン2022の大会概要
- 正式名称:楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2022
- 日程:2022年10月3日(月)~9日(日)(予選 2022年10月1日~2日)
- 開催地:日本・東京
- 会場:有明コロシアム/有明テニスの森公園
- 賞金総額:US$1,953,285
- サーフェス:ハードコート
- 競技種目:男子シングルス/男子ダブルス/車いす男子シングルス/車いす男子ダブルス
コロナ禍の影響もあり3年ぶりの開催となる楽天ジャパンオープン。日本で開催されるATPツアーの中で最もグレードの高い大会であり、日本で世界のトップ選手が観れる大変貴重な大会でもあります。観戦チケットは楽天チケットにて発売中です。
楽天オープン2022の出場予定選手
男子シングルス本選のドロー数は32です。現時点での出場予定選手ですが、世界ランキング上位の選手では2位のカスパー・ルード選手(ノルウェー)、5位のアレクサンダー・ズベレフ選手(ドイツ)、8位のキャメロン・ノリー選手(イギリス)などがいます。
日本人選手では、世界ランキング54位の西岡良仁選手、ワイルドカードでの出場となるのが94位のダニエル太郎選手、160位の内田海智選手、740位の錦織圭選手となります。また、車いす部門では世界ランキング1位の国枝慎吾選手の出場が予定されています。
まとめ
今回は2022年全米オープンの最終結果ということで、今大会優勝者や日本人出場選手の結果、現在の世界ランキング、また来月に東京・有明で開催される楽天オープン2022についてまとめてみました。大坂なおみ オリンピック出場以降、世界ランキングの低下が続いていますが、過去に2度の優勝経験のある本大会は相性の良い大会。再びコートで活躍する姿を期待していましたが、残念ながら初戦敗退という悔しい結果に終わりました。
男子の日本人選手もシングルスにおいては全員初戦敗退という結果で、世界の壁を打ち破ることができませんでした。今シーズンのグランドスラムの大会は全て終了しましたが、12月まで男女ともにワールドツアーは続きます。今後の日本人選手のご活躍を心より応援しております!