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BABYMETAL|海外の反応はどんな感じ?各国メディアの評価は?

BABYMETAL|海外の反応はどんな感じ?各国メディアの評価は?

近年YOASOBIやAdo、藤井風など多くのアーティストがワールドツアーを行うなど世界各国で人気を集めていますが、そんな中で今最も海外で人気の高い日本人アーティストと言われているのが「BABYMETAL」です。

そこで今回は、BABYMETALに対する海外の反応はどのようなものか、各国のメディアからの評価などについて詳しく解説していきます。

世界で人気って本当?

BABYMETALの最新アルバム「METAL FORTH」が、米ビルボードのアルバムチャート”billboard 200″にて、初登場9位にランクイン。それだけではなく、ドイツやベルギー、オーストラリアなど世界各国の主要な音楽チャートで上位にランクインという日本の音楽史に残るであろう偉業を成し遂げました。

BABYMETALの海外の反応は?

今でこそ世界中で人気のBABYMETALですが、海外の反応は最初から良かったわけではありません。

2010年に結成され、2014年から本格的に海外での活動を始めたBABYMETALですが、最初の頃は「こんなのメタルじゃねぇ」などと多くの批判を受け、多くのメタル信者達から”まがいもの”として見られていました。

しかし、地道にヨーロッパやアメリカなどのワールドツアーでライブ活動を続け、生のパフォーマンスを見せることによって徐々にファンを増やしていき、今では「メタルか否か」ではなく、「BABYMETAL」や「kawaiiメタル」といった新たなメタルのサブジャンルを確立したと高く評価されています。

BABYMETALは広い地域で支持されている

BABYMETALの海外の反応として、もうひとつ指標になるであろうものが”BABYMETALのファンがどの国に多いのか”ではないでしょうか。それを確認するためには楽曲のストリーミング数の国別シェアを見るのが手っ取り早いかもしれません。

実際に国別のシェアを見てみると、アメリカ(25%)が最も多く、次いで日本(8.9%)、ドイツ(7.1%)、メキシコ(6.9%)と続きます。さらには、”その他”の地域が34%もあることから、広い地域でBABYMETALが支持されていることが分かります。

各国メディアの評価はどうなのか

世界中にファンがおり、毎年大規模なワールドツアーを行っているBABYMETALですが、各国のメディアからの評価はどうなのでしょうか。国ごとにメディアの評価をまとめてみました。

アメリカ

2025年4月にハリウッドを拠点とする「キャピトル・レコード」とフロントライン契約を締結しました。これは日本人アーティストとして初の偉業です。

この契約締結の発表の際には、キャピトル・レコードの会長兼CEOからも「革新的なサウンドと魅力的な芸術的ビジョンは、グローバルな音楽文化に明確な影響を与えた」と高く評価しています。

また、2026年グラミー賞のロック部門解説記事では、ロックの中でヘヴィミュージックが主役になりつつあるとした上で、BABYMETALの名前も挙げられています。それほどアメリカの音楽業界では無視できないほどの存在だとわかります。

イギリス

イギリスはBABYMETALの第二の故郷とも呼ばれ、BABYMETALが初期の頃に初めて海外のフェスに参加したのもイギリスでした。

BABYMETALのソニスフィアに関しては、詳しくご紹介すると非常に長くなってしまうため割愛しますが、このフェスは後に「ソニスフィアの奇跡」と呼ばれ、現地メディアは『今回のソニスフィアの一番の収穫は、BABYMETALを出演させたこと』と大絶賛し、世界進出の大きな後押しとなりました。

2025年にはロンドンのO2アリーナで、日本人初となるヘッドラインショーを行い、イギリスの名門HR/HM専門雑誌「METAL HAMMER」は『BABYMETALはフェスのヘッドライナーを務める地球上で最もビッグなメタルバンドのひとつとしてステップアップする準備が出来ている』と、今後の活躍にも注目をしています。

ドイツ

ドイツはBABYMETAL人気の高い国として知られており、ドイツの有名メタルバンドElectric Collboyとのコラボ曲「RATATATA」がYouTubeのミュージックMVランキングで3位、米ビルボードのハードロックデジタルソングセールスでは1位を獲得する大ヒットしました。

そんなドイツのメディアは、BABYMETALに対して『一つ確かなことは、BABYMETALはもはや一時的な流行ではなく、常に進化を続ける不朽の名バンドだということ』と、インターネットがもたらした一過性の流行りや”まがいもの”グループではなく、世界的なトップバンドのひとつとして評価しています。

アジア(韓国)

アジアに関しては、アメリカやイギリス、ドイツなどと比べるとそこまで精力的に活動している地域ではありませんでした。しかし、2025年のアジアツアーでは、韓国で開催された「釜山インターナショナルロックフェス」に出演し、自身初となるヘッドライナーを務めています。

韓国のメディアによるフェスのレポートでは、『BABYMETALのように一部のマニアだけが熱狂すると思われていたアーティストも十分に大衆的なカテゴリに入ってくることを証明した』と、かなりポジティブな評価をしています。

日本

海外ではワールドクラスのアーティストとして評価されている一方、日本ではいまだに”アイドルかメタルか”の論争が繰り広げられており、知名度もそれほど高くない印象を受けます。

その理由として、BABYMETALが日本のメディアへの露出が極端に少なく、出演したとしても”アイドル”としての扱いを受ける場合が多いためか、デビュー間もない幼い頃のイメージが根強く残っている人も多いようです。

なぜこれほどまで日本のメディアがBABYMETALを取り上げないのかについてファンの間では様々な噂が出ていますが、真相は不明です。

まとめ

BABYMETALは日本では圧倒的な人気があるグループというわけではなく、むしろ知名度は思ったよりも高くないのが現状です。しかし海外人気は非常に高く、BABYMETALへの海外の反応を見ても間違いないでしょう。

2025年はハリウッドを拠点とする「キャピトル・レコード」とフロントライン契約を締結し、最新アルバムが米ビルボードの総合アルバムチャートで日本人グループ最高位を獲得するなど、快進撃は止まりません。

各国のメディアからもポジティブな評価をされているBABYMETALの、今後の活躍にも注目です。