海外ではお寿司の専門店ができるほど和食が人気ですが、同時に日本酒も人気になっていることをご存知ですか?そこでこの記事では、日本酒の海外市場に関する情報を紹介しています。特に海外での値段や人気商品に力を入れて紹介しているので、海外で和食や日本酒が恋しくなったときにぜひこの記事の情報を参考にしてください。ただ気になる値段はご想像の通りかと思います。その理由も含めてみてみましょう。
もくじ
『獺祭』が海外に輸出された場合の値段
日本では獺祭は安いお店だと2000円前後で購入できますが、海外だと三倍以上の値段になります。値段上昇が一番顕著なのはアメリカで、獺祭ブルーという別の銘柄として売られていますが、80ドルから100ドルくらいになるので、日本円に換算すると10000円以上ということになります。
対して中国は獺祭の高級酒ばかり売れる傾向にありますが、アメリカほど値段の上昇が顕著ではなく、2000円の獺祭が400元くらいになるので日本円に換算すると9000円くらいです。一方韓国はアジア圏内の中でも高級酒として知られており、レストランで注文すると1杯日本円で30000円以上します。そのくせ日本の空港では5000円ほどで売られているので、持ち込める範囲でお土産に持っていくと韓国では歓迎されるらしいです。その他各国の獺祭の値段は以下の表をご覧ください。
輸出先 | 現地の値段 | 日本円換算 |
台湾 | 1000元 | 23000円 |
フランス | 450フラン | 90000円 |
イギリス | 57ポンド | 12000円 |
メキシコ | 584ペソ | 1400円 |
(参考サイト:品迷有限公司、LAMASIONDUWHISKY、HedonismWines)
『男山』の海外での値段
男山の日本酒は和食と合うお酒として知られているため、日本食が大流行している海外を中心に輸出されています。特にアメリカは2020年頃に一時期輸出量が下がったものの、新しい銘柄の開発などで人気を盛り返し、現在は男山の主な取引先になっているほどです。大吟醸だと50ドルくらいしますが、安い銘柄だと10ドルくらいで買えるので、高級酒として敬遠されるような事態にはなっていないようです。一方台湾では男山を高級酒として認知している人が多く、価格も日本円に換算すると6000円前後に跳ね上がります。対して香港では輸出はされているようでしたが現地の値段が確認できず、恐らく和食レストランなどで提供されていることが予想されます。
(参考サイト:HOWDENMARKET)
『久保田千寿』は海外だといくら?
日本酒の久保田千寿は海外だとアメリカを中心に売られており、TippsyPalateProjectでは30ドル前後で売られていることが確認できました。一方サンフランシスコのTrueSakeでも30ドル前後で売られていることが確認できたので、アメリカでは比較的低価格帯のお酒として認知されているようです。ただし、純米大吟醸だけは高級酒に部類されるようで、アメリカの酒屋では各々40ドル前後で売られていることが分かっています。
(参考サイト:liquorstore-online)
『剣菱』が公式発表している輸出先と値段
剣菱では公式サイトにて海外販売代理店を公開しているため、その販売代理店がどのお店に棚卸しているのかを確認した上で値段が確認できたものを紹介してみました。全体的に剣菱は若干高価なお酒として知られているようで、ベトナムでは現地のアルバイト時給に換算すると3時間ほどで剣菱1個分の値段になることが分かっています。また、フランスも平均月間所得が3490ユーロであることを考えると、以下のような値段は決して安くはないけれども、飛びぬけて高いわけではないという値段に落ち着いているようです。対してベトナムは物価の違いもあって、驚愕の値段になっているところが印象的でした。なお、この他にもアメリカでは各州に設置されたディストリビューターという卸業者が各店舗に剣菱を卸しており、流通費用の影響で安い剣菱でも高額になってしまうことが分かっています。
輸出先 | 現地価格 | 日本円換算 |
アメリカ | 平均40ドル前後 | 6500円 |
フランス | 平均30ユーロ | 5500円 |
ベトナム | 700ドン | 5円 |
(参考サイト:剣菱、K&LWines、LAMASIONDUWHISKY、anhruou)
海外の月桂冠の値段は?
月桂冠は主にアメリカで人気の日本酒で、海外では専用の生産工場が作られるほど人気の日本酒で、10ドルから20ドル前後の値段で売られています。また、現地で消費されている月桂冠の20%以上をアメリカ国内での生産で賄っているため、大吟醸でも30ドル前後で買えるとして、多くの一般庶民が晩酌に月桂冠を選んでいるという情報が確認できました。さらに月桂冠の人気は以下に紹介する国々にも派生しており、カナダでは業務用の月桂冠が225カナダドルで売られていることも確認できています。
輸出先 | 現地価格 | 日本円換算 |
ブラジル | 平均100レアル | 3000円前後 |
カナダ | 平均14カナダドル | 1400円前後 |
海外の日本酒が高い理由
海外の日本酒が高い理由は、ワインと比較して原材料が非常に高いからです。例えば海外でワインを製造する場合は、人件費などを除くと1ヘクタール分のぶどうがあればワインが製造できるとされています。対して日本酒は原材料に使うお米の選定から専門的な知識が必要な上に、美味い日本酒には良いお米が必要になります。お米はぶどうよりも原材料が10倍以上高くなることもあり、お酒に限らずお米製品であるおにぎり 海外では高値で販売されています。その影響から日本酒は海外で製造したとしても高価になってしまいます。そこで海外では現地のお米で美味しい日本酒が生産できないか研究が進められており、2021年にはインディカ米を日本酒にし、2025年には月桂冠を海外のお米でも作れるようになったことが話題になりました。したがって海外で売られている日本酒の価格はこれからさらに安くなって美味しくなるのではと予想しています。
まとめ
日本酒を海外で売る場合は、製造工程や原材料の関係から高額になりやすいです。特に獺祭などの人気銘柄は日本円で1万円以上の価格になることも多いのが現状です。しかし、近年海外でも日本酒を製造できるようになった影響で、月桂冠を始めとした低価格の日本酒が海外でも売られるようになってきました。さらに日本酒の海外人気につられて、おにぎりなどの和食にも注目が集まっているので、海外旅行にいっても美味しい日本食を食べられる機会が増えています。







