チンパンジー研究の世界的権威で知られる、京都大学の松沢哲郎特別教授らが「霊長類研究所(愛知県犬山市)などに関わる研究資金を不正支出していたとされる問題」。
京都大学の発表によると、不正額が約5億円近くになることがわかったの。
研究設備の納入実態がないにもかかわらず、大学の予算から代金を支払っていたそうよ。
文化功労者で授与されている松沢哲郎教授。一体どんな人なのかしら\\٩( ‘ω’ )و //
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松沢哲郎特別教授の経歴
霊長類研究の第一人者、松沢哲郎先生がチンパンジーのアイちゃんと見つめ合う映像は有名ですよね!チンパンジーを研究することは人間を研究することだ。哲学家でもあられるので、先生の言葉は胸にグッと来ます。科学とは「公共」と「反復」、誰がいつどこで何度試しても同じであることが科学なんだと。 pic.twitter.com/tpdbYz2yz0
— 桂紗綾(ABCアナウンサー) (@mulove_abc) September 17, 2018
松沢哲郎(まつざわ てつろう)は、日本の動物心理学者・霊長類学者。
1950年10月15日生まれの70歳。
愛媛県出身よ。
京都大学高等研究院特別教授で、霊長類研究所兼任教授よ。
中部学院大学客員教授も兼任していて、京都大学理学博士でもあるわ。
1977年11月から「アイ・プロジェクト」とよばれるチンパンジーの心の研究を始め、野生チンパンジーの生態調査も行ってきたわ。
チンパンジーの研究を通じて人間の心や行動の進化的起源を探り、「比較認知科学」とよばれる新しい研究領域を開拓した人物。
松沢哲郎特別教授の学歴
やっぱり京都大学とチンパンジー一筋ね!(笑)
- 東京都立両国高等学校卒業
- 1974年:京都大学文学部哲学科卒業
- 1976年12月:京都大学大学院文学研究科博士課程中退
- 1989年:京都大学理学博士。論文の題は「Hierarchy of visual perception in a chimpanzee (Pan troglodytes)(チンパンジーの視知覚の階層)」
松沢哲郎特別教授の職歴
職歴も京都大学と霊長類のシンプルな履歴書よ。
- 1976年12月:京都大学霊長類研究所助手(心理研究部門(1993年4月 行動神経研究部門認知学習分野に改組))
- 1987年9月:京都大学霊長類研究所助教授(心理研究部門(1993年4月 行動神経研究部門認知学習分野に改組))
- 1993年9月:京都大学霊長類研究所教授(行動神経研究部門思考言語分野)
- 2006年4月:京都大学霊長類研究所所長
- 2014年4月:日本モンキーセンター所長(教授と兼任)
- 2016年4月:京都大学高等研究院特別教授
松沢哲郎特別教授の受賞歴・叙勲歴
松沢哲郎特別教授は、紫綬褒章や文化功労者も受賞している、日本を代表する霊長類研究者よ。
- 1991年:秩父宮記念学術賞
- 1996年:中山賞特別賞
- 1998年:日本心理学会研究奨励賞
- 2001年:ジェーン・グドール賞
- 2004年:中日文化賞
- 2004年:日本神経科学会時実利彦記念賞
- 2004年:紫綬褒章
- 2011年:科学ジャーナリスト賞および毎日出版文化賞(『想像するちから』)
- 2013年:文化功労者
松沢哲郎特別教授はチンパンジー研究の第一人者
松沢哲郎特別教授は、特にチンパンジーに造詣が深いの。
京都大学霊長類研究所で飼育されている、アイ(アフリカ生まれのメスのチンパンジーで)たちチンパンジーに言葉を教えるプロジェクト『アイ・プロジェクト』が特に有名で、本も出ているわね。
松沢哲郎特別教授は、アイの子どもアユムとともにチンパンジーでの世代間の文化伝達などを研究しているの。
ギニアのボッソウ村付近に生息する野生チンパンジーの生態調査も並行して行っているわ。
[ad1]アイ・プロジェクトとは?
チンパンジーに言葉や文字や数の学習をさせるプロジェクトよ。
チンパンジーのアイちゃんは、絵を描くこともできるそうよ。
ちなみにアイちゃんだけではなく、他の多数のチンパンジーも同様の学習をしているわ。
松沢哲郎特別教授は京都大学のチンパンジー研究費で処分?
京都大霊長類研究所で、チンパンジー飼育施設の整備をめぐり、研究費約5億円の不正支出があったとする報告書を、京大がまとめました。京大は関与した松沢哲郎特別教授ら教員4人を処分する方針です。#京都大学霊長類研究所 #研究費不正支出 https://t.co/03YIZaA4yj
— 朝日新聞教育班 (@asahi_school) April 25, 2020
松沢哲郎特別教授を処分、という声があるのも事実ね。
5億円の不正利用がチンパンジーや霊長類のため、有効に使われているんじゃないかしら?
アイちゃんたちチンパンジーが心配よ。研究所は解体になってしまうんじゃないかしら。