フィンランドの若干34歳のマリン首相が、「週休3日制の導入を検討する」というニュースが話題ね。
フィンランドのマリン首相は、働き方改革の一環として、週休3日制の導入を検討する考えを表明した。 #フィンランド #週休3日https://t.co/pPzIzI8f31
? 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 6, 2020
あぁ・・・。幸せの国フィンランド。
働く時間が減って、生産率が上がるなんて羨ましいかぎりだわ。
もくじ
週休3日制の導入は完全な誤報
フィンランドが週休3日、1日6時間労働を検討しているという話がメディアで報道されているけれど、それは新政権と首相が所属している党の目標にもないし、計画もないんだ。確かにマリン首相は、首相になる前の去年8月に党の会と地元紙で労働時間の短縮のビジョンを持っていると語ったのは事実だけど
? 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) January 7, 2020
現に駐日フィンランド大使館の公式Twitterでも否定しているわ。
(ちなみにアイコンはフィンたんというキャラクター。)?
こんな記事も出ているよ。フィンランドの他のメディアも、首相の過去の発言がなぜか世界中のニュースになってると報道している…https://t.co/Lrrz2T6eZj
? 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) January 7, 2020
上記の英文訳してみたわ。
原文:「How Finland’s fake four-day week became a ‘fact’ in Europe’s media | News Now Finland
We take a look at how media outlets in the UK – and in Europe, Asia, Australia and USA – were all caught out by a Finland story that was just too good to be true. Because it wasn’t.」
Google翻訳:「フィンランドの偽の4日間の週がヨーロッパのメディアで「事実」になった方法| News Nowフィンランド
英国、そしてヨーロッパ、アジア、オーストラリア、アメリカのメディアは、フィンランドの物語にどのように当てはまりましたか? そうではなかったからです。」
ニュアンス的に否定してるわよね。
日本だけではなく、イギリスのガーディアンや他の国のメディアも同じ内容を報じているの。
なんで急にふっと沸いたように出てきたのかしらね?
[ad1]誤報が広まった内容のフィンランドの報道記事
上記Twitterのリンク先をGoogle翻訳して簡略化したものよ。
物語は英国のメディアだけに限定されていません。月曜日の12時間にわたってベルギーのメディアウェブサイトで繰り返されています。アイルランドのラジオ番組中のコールインのトピックでした。オーストラリア、インド、アメリカでも公開されています。
そして、それは真実ではありません。
これらの提案がフィンランド政府の政策プログラムに含まれていないだけでなく、複数の政府筋が月曜日の夕方にNews Now Finlandに、それは水平線にさえないことを告げた。
それでは、この偽のニュース記事はどのように始まり、どのように誤報が急速に広まったのでしょうか?
2019年8月、社会民主党の上級政治家と政党活動家がフィンランド南西部のトゥルクに集まり、組織の120周年を記念するイベントを開催しました。
当時のアンティリンネ首相がスピーチを行った後、パネルディスカッションが行われました。
参加者には、当時の運輸大臣であるサンナマリンが含まれていました。
議論のある時点で、サンナマリンは、フィンランドの生産性は週4日または週6時間のいずれかから利益を得られるという考えを浮かびました(両方を提案したことはありません)。
マリンはまた、その時間についてツイートし、労働時間を削減することがSDP党の目標であると明確に指摘したが、明確に言うと、これは政府の公式政策ではなかった。
次回、ストーリーが始まるのは2020年1月2日で、ブリュッセルに本拠を置く新聞New EuropeがジャーナリストZoi Didiliの記事を発表しました。その見出しは「フィンランドのマリン首相は、国内で週4日と6時間労働を要求します。 」
これは、マリンが首相に就任した後に発表されたイニシアチブであるという印象を与えます。「12月初旬からフィンランドの新しい首相であるサンナマリンは、4日間を予定する柔軟な勤務スケジュールの導入を呼びかけました。週と6時間の営業日。」
その1つの文でいくつかの間違いがあり、SDPのTurkuイベントを参照していますが、実際にはMarinは4日間または6時間の日があるべきだと言っておらず、まるでコンテキスト全体をフレーム化していますマリンがPMになってからの新しい取り組みです。
特にイギリスのマスコミでは、家族ともっと時間を過ごす価値があるというマリンのコメントを引用しているが、元の情報のコンテキストやタイムラインを提供していない他の話を引き起こしたように見えるのはこの記事です。
ベルギーのジャーナリストが誤った内容で報道し、各国が拡散したという感じかしら。
[ad1]フィランドは超少子化!
世界幸福度ランキングでは、常に上位のフィンランド。
ちなみに2018年の世界幸福度ランキングでは1位だったわ。
・・・ちなみに日本は54位。
でも2018年フィンランドの出生率は日本と同等レベルの1.4までに低下してるわ。
幸福度が高い → 子供がたくさんいるというわけではないみたい。
日本からわかるわ。晩婚化や若者はお金がないが結婚むずかしい。法的に守られてもない。
フィンランドは子育ての環境も世界的に優れているとされているわ。
経済状況の悪化で失業率が高いの。
今フィンランド人のカップルは一人目の子供を産む時期を遅らせている、つまり晩婚化ね。
事実婚(パトナーシップ)がフィンランドの婚姻関係の約26%よ。
そして現在25~34歳のフィンランド人の45%もの人が一人暮らし。
つまり、婚姻生活やカップル関係になる人は減っているの。
フィンランドがどうやって出生率を回復させるのか、対策があるといいのだけれど・・・。
フィンランドの少子化対策「ネウボラ」
ネウボラは、妊娠期から子どもの就学前までを支える公営の「出産・子育て家族サポートセンターのことよ。
フィンランドの女性は、妊娠したらまず近くにあるネウボラを行くみたい。
ネウボラには医師や保健師ら専門職が常時し、健診、家庭訪問、管理栄養士、リハビリ・セラピー、ソーシャルワーカーも利用可能。まさにワンストップサービス。
全ての家庭が無料!子どもの虐待を防ぐ効果も期待されるの!
あとは育児パッケージも人気よね。
簡易のベビーベッドにもなる箱に、かわいい衣類や哺乳びん、爪切り、絵本などが赤ちゃんの世話に必要なグッズが約50点も詰められているの。
フィンランド政府がここまで対策を打っても伸びない出生率。
成功事例を出して、日本も見習って欲しいわ。