本日は訃報です。
文芸評論家の加藤典洋さんが亡くなりました。
ご冥福をお祈りいたします。
「敗戦後論」が有名ですが、どのような方だったのでしょうか?
早速、調べてみました!
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加藤典洋さんのプロフィール
加藤典洋(かとう のりひろ)さんは、日本の文芸評論家。
早稲田大学国際教養学部名誉教授で、講談社ノンフィクション賞や小林秀雄賞選考委員も兼任していました。
1948年4月1日生まれで享年71歳。
特に有名なのは「敗戦後論」。
加藤典洋さんといえば、「敗戦後論」が代表作です。
敗戦後論で日本の戦後をどう認識するかを問いかけており、「日本人」という主体が欠如しつづけていると説いています。
これがすごい批判を受けており、あまりにもナショナリズム的に過ぎるとして論争を巻き起こしています。
ゴジラが大好き!
加藤典洋さんはすごいゴジラ好きで、本も一冊出しています。
喋り出すと止まらないらしい!
加藤典洋さんは2016年公開のシン・ゴジラについて、「色んなものでありうる。日本人の「無意識の器」みたいな存在だといってよい。でも、今回はこれに加えて、これまでにない新しい意味をもつようになった。」と言っています。
↓続き
この映画に、宮沢賢治の詩集『春と修羅』が出てきますね。「いかりのにがさまた青さ/四月の気層のひかりの底を/唾(つばき)し はぎしりゆききする/おれはひとりの修羅なのだ」という詩句で有名です。
『ボヴァリー夫人』を書いたフローベールという小説家が、「ボヴァリー夫人は私だ」といっているのですが、それと同じで、ゴジラは、その「修羅」でもある。つまり、作者の庵野(秀明総監督)ですね。彼は、あの映画で、「ゴジラは私だ」と言っている(笑)。
引用:日経ビジネス
・・・ウ~んさすが文芸評論家。褒めちぎるのかな、と思ったのですが切り口が斬新だ(^◇^;)
病気はなに?
死因は肺炎でした。
2018年ごろから体調が悪い等で、講演も中止になったことがあるようです。
[ad1]息子の死因は?
2013年に長男の加藤良さんが事故で亡くなられています。
享年35歳でした。若いですね…。
加藤典洋さんは「突然深い穴ぼこに落ちてしまい、この世で一人っきりになった」と感じたそうです。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます!
- 加藤典洋さんの代表作は「敗戦後論」
- 「敗戦後論」はすごい批判を浴びた
- ゴジラが大好きで、ゴジラを日本人の「無意識の器」みたいな存在と言っている
- 死因は肺炎
- 息子の加藤良さんは事故で亡くなられている