小説が原作のアニメや映画は多くありますが、アニメや映画での印象が強く、小説が原作だと知られていない作品も多くあります。その中には、あの有名なジブリ作品もあります。アニメや映画でヒットすることで、話の続きや、違う目線で作品を知りたい人が小説を読むという相乗効果も生んでいます。
今回は、そんな小説が原作の絶対見るべきアニメや映画について、紹介していきます。
もくじ
おすすめの小説原作のアニメ・映画
昔からベストセラー小説が映画化されるケースはよくあります。アニメも昔は漫画からのアニメ化が多数でしたが、今では「小説家になろう」という無料小説投稿サイトで掲載された作品がアニメ化されることが多くなりました。
そんな小説が原作のアニメ・映画作品から、これはおすすめ!という作品を10作品ご紹介します。
容疑者Xの献身
ベストセラー作家であり、自身の小説が多数映像化されていることでも知られる東野圭吾さんの作品。第6回本格ミステリ大賞と第134回直木三十五受賞作。『ガリレオ』シリーズの劇場版として2008年に映画化されると、韓国版、中国版、インド版も制作され、舞台化もされた超ヒット作です。
元夫からの暴力と金の無心から逃れるため、元夫を殺してしまった母娘。母娘を庇い完璧なアリバイをつくった隣人の天才数学者・石神と、警察に協力を依頼された天才物理学者・湯川。古くからの友人である2人の心理描写や事件のトリックにどっぷり世界に入り込むこと間違いなしの作品です。映画でも堤真一さんの石神の演技が光る名作。
#原作ファンも納得の実写化作品教えて
映画「容疑者Xの献身」
東野圭吾さんの原作がすごく大好きで。
映画を見たら、ほぼ原作に忠実で(変わっていたのは時期と登山描写くらい)。
何より堤真一さんの石神が良かった。
私も父も毎回「堤さんに主演男優賞あげたいくらい」って言ってます。 pic.twitter.com/9R1X4OCC8D— 新出孤蝶Kocho-Niide 試される大地の見習い総合診療医 (@kocho_niide) January 27, 2024
容疑者Xの献身/東野圭吾さん
不器用な男性の、深い愛情。
こんな形でしか伝えられないのが切ない。湯川先生と石神さん…とても頭のいい2人が会話している様子は、比喩表現すぎて難しかったけど、草薙刑事に解説してくれててスッキリしました。笑
映画にもなった名作。
おもしろかったです!#読了 pic.twitter.com/5P09vybWXL— こうめ (@koume_book) February 1, 2024
ハウルの動く城
原作は、英国ファンタジーの女王ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの『魔法使いハウルと火の悪魔』。18歳のソフィーが魔法で老婆になり、ハウルの動く城に掃除婦として住み込む物語は、映画化の際に宮﨑駿監督によって戦争のシーンが追加され脚色されているものの基本設定は大きくは変わりません。
映画化にあたり、木村拓哉さん、倍賞千恵子さん、美輪明宏さんを声優に起用し、公開前から期待が高まった本作。いざ映画が公開されると、公開2日で観客動員数110万人を超え、日本映画として当時の歴代最高記録を打ちたてました。
https://twitter.com/livingwithbook/status/1375051107161026562
「ハウルの動く城」の感想
近代ヨーロッパにファンタジーを付け足した今作。大国同士の戦争が近づいている空気感を出しつつどこか優雅な世界観はさすがとしか言えない。荒地の魔女をきっかけにソフィの運命は激変して、ダメンズの王ハウルとの王道ラブロマンスも見応えありで面白かった。 pic.twitter.com/uhbQ3TJiDY— H.S (@manatsu751973) January 3, 2024
響けユーフォニアム
原作は、2013年に武田綾乃さんの小説『響け!ユーフォニアム』シリーズです。2014年にはコミカライズ、2015年に京都アニメーションによりテレビアニメ化がされ、アニメ 原作かと思われるほど、アニメの人気が爆発的に伸びたことにより、吹奏楽アニメと言えばコレ!というほど有名になりました。
北宇治高校吹奏楽部がコンクールの全国大会を目指して努力する熱い青春ドラマが印象的なアニメ。2023年8月に公開された『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト』はシリーズ最高興行収入の4.2億円を記録し、まだまだ続編が期待されています。気になった方は、響けユーフォニアム見る順番を参考にぜひ視聴をおすすめします。
響けユーフォニアム感想
1期2期両方おもしろかった。
本気でぶつかる青春だから、とにかく泣けてアツい。はっきり言って自分には吹奏楽の上手い下手なんてなんとなくでしか分からなかったけど、生徒の気持ちが吹奏楽のアツい音楽で現れるから、説明口調よりも感情移入しやすいし、自分の気持ちも高ぶ pic.twitter.com/eqwE35azdT
— どくぺぱ (@0926littlebus) March 18, 2023
先月の12/5に発売10周年を迎えた小説「響け!ユーフォニアム」、今でこそこんな感じですけど、アニメ化が決まって放送を控えた9年前の今頃でさえ、ちょこっとしか置いてなかったんですよ… https://t.co/f9yOAV3lsT pic.twitter.com/XzEE8FcJP6
— J兄さん (@jpd_mam23) January 31, 2024
薬屋のひとりごと
2011年に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始された日向夏さんの同名小説が原作です。2023年10月までに14巻まで刊行されており、同月にアニメ放送も開始されました。
中国風の架空の後宮を舞台に、少女・猫猫(マオマオ)が薬の知識を持って難事件を解決していく話は、個性豊かなキャラクターが登場し、ミステリとコメディがほどよくミックスされているので、幅広い年齢層におすすめです。
https://twitter.com/marukobooks/status/1751387008843608231
https://twitter.com/MMYKuo250/status/1753012179178254380
プラダを着た悪魔
こちらも2003年ローレン・ワイズバーガーによる小説が原作です。映画では、アン・ハサウェイが主役で、メリル・ストリープが鬼の編集長を演じた本作は、ファッション好きには絶対に外せない作品として有名です。
容姿の冴えないジャーナリスト志望のアンドレアが、一流ファッション誌編集長のアシスタントになり、華やかなファッションの世界に飛び込み奮闘する物語。小説と映画では登場人物や物語の展開に違いがあるものの働く女性のバイブルとして映画も小説も人気があります。
https://twitter.com/tokikoPkato/status/1520385411419623425
11月12日は洋服の日
服の小説と言えば、まず思い出されるのは、『ヴォーグ』誌の編集長アナ・ウィンターの助手を務めた経験を踏まえた小説家ローレン・ワイズバーガーによる『プラダを着た悪魔』
映画が有名ですが、小説で悪魔っぷりを読むのまた一興。#こころば#PASSAGE#プラダを着た悪魔 pic.twitter.com/jC6xkVLH2O
— こころば@一文選書&こころバッジ (@kokoroba_e) November 11, 2023
まとめ
作品の中には、アニメや映画の印象が強く、原作小説があったとは知らなかったという作品もあったと思いますが、紹介した作品が好きな方は、原作を読むことで新たな目線を発見するという逆の楽しみ方もあるかもしれません。どの作品も面白いので、ぜひ見てみてくださいね。
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