人気の投資商品の1つである「FX」、最近ではFXをする人も多くなったようです。個人でする人口が増え、気になるのがFX 税金やXM 確定申告といったものではないでしょうか？今回はそんなFXの確定申告について調べてみました。
もくじ
FXでいくら以上利益があれば確定申告が必要？
さっそく本題ですが、FXでいくら以上利益があれば確定申告が必要なのか。結論、①給与所得がある人は年間のFXの利益が20万円以上あった場合②主婦や学生は年間のFXの利益が48万円以上あった場合（パートやアルバイトしている場合は給与所得の合計103万円以下）に確定申告が必要になるようです。注意が必要なのは金額に満たない場合でも住民税の申告は必要になるので区役所などで手続きを忘れないようにしましょう。ここからは少し掘り下げて説明していきます。
FX取引で出た利益には税金がかかる
FX 税金と検索しても分かるようにFXの利益には当然税金がかかります。所得税や住民税がかかり、為替差益やスワップポイントの税金は雑所得のうち「先物取引に係る雑所得等」に分類され申告分離課税の対象となり、申告分離課税は給与などの所得とは区別され、確定申告が必要になるようです。細かく言えば「為替差益」＋「スワップポイントの利益」ー「手数料など経費」＝「FXの利益」となり、このFXの利益が課税対象となります。
確定申告の必要な人
上記でも説明したように①会社員で給与所得がある人は年間のFXの利益が20万円以上あった場合と年収が2000万円以上ある場合②主婦や学生（パートやアルバイトしている場合は給与所得の合計103万円以下）は年間のFXの利益が48万円以上あった場合に必要になります。
損益通算と損失繰越控除
損益通算とは他の所得から赤字所得を差し引きすることをいいます。FXの場合は上記で説明したように「先物取引に係る雑所得等」に該当し、その他の「先物取引に係る雑所得等」以外と損益通算ができないようになっています。つまり、FXの利益や損失を損益通算でどうにかしたいのであれば同様のFX以外の「先物取引に係る雑所得等」が必要になることになりますので注意しましょう。その他の損失救済措置として損失繰越控除というものがあります。これは損失の出た年から3年間は繰越控除が可能というものです。これをうまく使って課税にならないように控除を受けるようにしましょう。
確定申告に必要なもの
確定申告する場合はしっかりと前もって準備するようにしましょう。下記内容は必要になる書類関係の一覧になります。変更等で変わって足りないものがある場合もあるので自分でも調べて準備しましょう。
- 年間の損益取引報告書
→FX会社からダウンロード
- 会社員であれば会社で発行された源泉徴収票
→年末の明細書についてきますがなければ会社で再発行してもらいましょう
- 申告書第三表（分離課税用）
→国税庁からダウンロード
- 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
→国税庁からダウンロード
- 所得税及び復興特別所得税の申告書付表（先物取引に係る繰越損失用）※繰越控除を利用する場合
→国税庁からダウンロード
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はFXの確定申告について調べてみました。少額だからといって放置すると全部自分に返ってくるので自分で管理し確定申告を忘れないようにしましょう。
